少女よ、大志を抱け

少年よ、大志を抱けって?

30代既婚、息子2人、共働き、というクラスタ。(クラスタの使い方あってます?)
めっきり、世界経済フォーラム(WEF)の世界各国の男女平等の度合いを示した2018年版「ジェンダー・ギャップ指数」、149カ国のうち、日本は110位、というのに納得と疲れを感じるようになっています。
そんな時、クラーク博士の「少年よ、大志を抱け」ってなんで男限定なのー?男子校なんだっけーとググろうとしてはどうでもいいや。
みたいな。

この先に希望はありますか?

私の両親は九州出身。私自身は東京で生まれ、東京で育ちました。
それでも、
「女の子だから文系でいい」「女の子だから大学院はいかなくていい」
「女の子だから昆虫標本はしなくていい」
そんな、「女の子だから」はそれなりに聞いてきました。

それでも、だいぶ自由にやってきたな、と思うんです。
そうはいっても、好きなことやってきた割に、いわゆる統計通りの人生になっちゃっている。

結婚し、産休や育児休暇をとり、復帰すれば簡単な仕事に、雨の日も雪の日も別々の保育園に自転車を走らせ、転職しても年収はだだ下がり、家事育児は妻負担、両立が難しく扶養に入る。その後、復職、選ぶのは補助的仕事。あの頃同級生だった男友達、今も未婚の女友達の差をふと考える。この先の40代、息子は相変わらず手も洗わず、服は投げ捨て、あげくの果てにバカッター、息子の不祥事は親の監督責任、不機嫌が通常の反抗期に入って、親の育て方が悪いと外野から言われながら、私は奴隷のように家事をし続けているんだろうか。サンドバッグのように息子に当たり散らされてるんだろうか。体の不調も増えてきて、疲れと絶望を抱えているんだろうか。
未来の私が怖くなる。

30代のこの気持ちは、私の10代20代にはなかったもの。それが最近の記事を読んでさらに哀れな気持ちになりました。

若い女性の貧困と絶望

貧困世帯の高校生のアルバイト実施率が女性だけ異常に高い。それは大学進学を早期に諦めるからでは、と。結婚もしたくなければ子供もほしくない。それは苦労してる母親を見て育つからでは、と。

貧困家庭の女子が人生を見限る「自己選抜」……「大学には行かれない」「子どもは欲しくない」
Newsweek日本版より

10代の子が人生をすでに諦めてるってここはなんて国なんだ。
このままで言い訳がない。大人がなんとかしてあげないと。
という、私が、これから迎える40代に絶望していたりする。

おすすめマンガ

ツイッターを見ていたら流れてきたマンガ、「めっちゃ泣いた」という一言に、何気なく読んでみると、本当に泣いた。
早速このマンガを1巻2巻と買った。

短編なのに、毎回泣かされる。マンガ家の想像力は本当にすごい。
2巻に「ハッピー先生最後の授業」というのがあって、

Boys and girls, be ambitious!

とでてきた。「志の高さが君の才能なんだ」と。

志を持つ人が少ない、最近本当に感じる。自分は志の高い人間だと思っていた。それが、絶望に代わりだしてきた30代、人生100年時代に何やっているんだろう。

まだまだ、先は続く。たくさんの人が幸せになりますように。

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